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流れがあっても凍りますか?

凍結工法は配管内の液体が流れていると、凍結させることができません。

今回はどの程度の流れがあると凍結させることができないのかを調べてみます。

使用する配管はSGP100Aを使用します。

凍結工法は配管内の液体が流れていると、凍結させることができません。

今回はどの程度の流れがあると凍結させることができないのかを調べてみます。

使用する配管はSGP100Aを使用します。

毎分10Lの流速では、45分経過した段階で、氷の成長は止まりました。

穴の大きさは1㎝ぐらいです。

毎分7.5Lです。

あと0.5㎝ぐらいの大きさです。

毎分5Lです。

閉塞前30秒の画像です。

完全に閉塞しました。

毎分5Lにしてから18分後に閉塞しました。

ここで、凍結容器を大きくした場合、流速が早くても凍ってしまうのかを検証しました。

同様に毎分10Lから2.5Lずつ流量を下げていき、前回同様に氷の成長が止まった時点で、更に流量を落としていきます。

凍結容器の内寸は680㎜です。

毎分10Lで45分間経過しましたが、これ以上閉塞しませんでした。

毎分7.5Lで30分間経過しました。

あと0.5㎝ぐらいの大きさにまでになります。

穴が小さくなる分、流速は速くなっていくため、これが限界かもしれません。

毎分5Lでは約5分で閉塞しました。

閉塞30秒前の画像です。

完全に閉塞しました。

SGP100Aを凍結容器の内寸680㎜として施工した結果、毎分5Lで凍結させることができました。

氷が成長する分、穴の大きさは小さくなり、その分流速が早くなります。

今回の試験では毎分5Lが凍結させる限界でした。

また凍結容器を大きくしたとしても、大差がないこともわかりました。

 

塩ビライニング鋼管についても検証しました。

鋼管がドーナツ状に氷が成長するのに対し、塩ビライニング鋼管は底から氷が形成されていきます。

毎分3Lの流速ではこれが限界でした。

毎分1Lの流速です。

35分間で成長は止まりました。

毎分0.5Lにしてから10分後です。

徐々に閉塞していきます。

毎分0.5Lにしてから18分後、閉塞しました。

この検証により、SGP-VA 100A毎分0.5Lの流量では凍結しました。

塩ビライニング鋼管は冷却効率が低いため、水は静止状態でないと凍結は難しいと考えます。

この検証は、同条件下ではいかなる状況でも、凍結させることができるというものではございません。

施工条件により、凍結時間や容器寸法が変わりますので、詳細は弊社までご相談ください。

 

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