シールドマシン排泥管の凍結工事
トンネル掘削工事で使用される、シールドマシンにも弊社の凍結工法がお役に立てる現場がございます。
これは、シールドマシンを横から見た図です。
掘削した土は泥水として外部に送られます。
その泥水配管のバルブ部分が石などにより、閉塞してしまうことがあります。
その際、バルブ部分の上流側(赤の部分)を凍結し、支障物(青の部分)を撤去します。
今回は坑内作業ということで、液体空気を使用します。
魔法瓶や必要な機材を、立坑からクレーンで運び入れます。
トンネル内の移動距離が長い場合は、バッテリーカーで運搬して頂きます。
トンネルの先端(シールドマシン部)に到着です。
凍結容器をセットします。
引きで見るとこんな感じです。
凍結容器の取り付け部は非常に狭いです。
酸欠対策として、液体空気を使用しての作業ですが、それでも送風機やバキュームを使い、気化したガスを排出します。
もちろん、酸素濃度計の使用は必須です。
泥水が凍結したことを確認し、配管を分解します。
配管を分解します。
バルブ部分に大きな石が配管の中に詰まっていました。
撤去後、配管を組み上げ、凍結した泥水を解凍して作業完了です。
シールドマシンの泥水配管の凍結工事は株式会社ソエダの得意分野の一つです。