液体窒素と炭酸ガスの違いは何ですか?
株式会社ソエダでは凍結工法におおよそ-200℃の液体窒素を使用していますが、炭酸ガスを使用する場合もあります。
今回その違いについて比べてみました。
液体窒素で配管内を凍結させた場合
炭酸ガスで配管内を凍結させた場合
液体窒素 開始20min
外観 | 配管内部 |
開始27min 凍結完了
外観 | 配管内部 |
炭酸ガス 開始27min
外観 | 配管内部 |
開始75min 凍結完了
外観 | 配管内部 |
液体窒素に比べ炭酸ガスは約2.5倍の時間がかかりました。
液体窒素使用時は沸騰の状況から凍結完了の判断ができますが、炭酸ガスでは今回のように配管内部を見ることができないため、凍結できたかどうかの判断は時間のみになります。
特に流水があったときは凍結完了の判断はつきにくいと思われます。圧力テストは問題ありませんでした。
やはり液体窒素の方が配管内の水を凍結させる力はかなりあります。この差が温水や若干の流水があった時には大きく効果が出てくると思われます。