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スタッフブログ|2021.09.22
北九州の焼うどん『きつね』さん
北九州といえば焼うどん、焼うどん小倉は焼うどん発祥の地、そして発祥のお店『だるま堂』が有名。
小倉駅周辺をうろついておりますと、小倉駅新幹線口まえに『焼うどん専門店』の看板。
これは行ってみなければいけません。
看板は、『赤いきつね』。
なにかをコスっているイメージ。
コスるとは、実際に何かがヒットしているという意味と、狡い(こすい)の両方の意味があります。
狡いとは悪賢いともいわれていますが、こちらのお店はおそらく、ちょっとしたシャレのおつもりかもしれません。
正直なところ、あまり面白くありません。
それはともかく、『焼うどんの一番を目指します』とのことですので、お客様のご意見に耳を傾け、より良いものを目指そうという意気込みは期待できます。
こちら店内です。まだできて一年がたっていないようでして、すごくきれいです。
小生、スタミナ焼うどん。
もう一人はきつねランチ。
ランチには天まどにご飯、味噌汁、唐揚げが一個付きます。
店内には、『焼うどんきつね』の誕生秘話、こだわりがボードに掲げられています。
要は、福岡の焼そば屋さんであるバキソ屋さんからサポート頂いている。
小麦などの原材料にこだわりがあること、北九州の焼うどん文化を盛り上げ、お客様に愛されるよう取り組むといった内容。
もう一枚のボードにはここでも『きつねのこだわり』ボードがございます。
焼うどんの材料の麺、油揚げ、からし、原材料の小麦について書かれています。
ここまで読んでくると、もうおなかいっぱいな気分。
小生の個人的な考えですが、あまりこだわりを前面に出してくると、看板倒れになる傾向があったり、なかったり。
こちら、スタミナ焼うどん。
アツアツ鉄板で湯気が上がって、カメラレンズが少々曇ってしまいました。
こちらきつねランチ。左の焼うどんが『天まど』というメニュー。天まどから月(黄身)が見えるイメージだそうです。
お店の看板が連呼している麺は、きしめんの半分ぐらいの太さ。
しっかり焼かれていて、パリパリ麺。
これがこだわりのようで、他店で出されているようなモチモチ面ではないところがきつねのこだわりだと店員さんが仰っていました。
焼うどんというよりも麺の太い焼そばを食べているよう。
味付けは取り立てておいしいというほどではありませんが、そこそこのお味。
そこそこのお味というのは外食産業では重要で、すごくおいしいものはお客さんが飽きてしまうらしいです。
儲かる飲食店はそこそこを目指すことが大事。
小生の個人的な考えとしては、『こだわる』ことは大事だが、看板にある『お客様に愛される焼うどんを作ること、本気で取り組んでいきます』にもあるように、こだわることが先行し、お客様が置いてきぼりになってしまわないことはもっと重要なんだろうな。
お客さんに迎合しろとは言わないが、お客様のお声に耳を傾け、それを形にしていくことが、お店が長く続くポイントかもしれません。
お客さん満足度に対するこだわりが大切。
小生としては、『きつね』さんから置いてきぼりを食らったようで、少々満足不足。
そんな気分で小倉駅から新幹線に乗車し、名古屋駅で下車。
お口直しというわけではないのですが、
名古屋駅ホームにございます、『きしめん住よし』さんを訪問。
時すでに遅し、閉店していました。
店員さん曰く、19:50までなんですよとのこと。
少々威圧的に『いいだろぅ!!』のひとことで、快くOKを頂きました。
カレーきしめんを注文。
2分ぐらいで出てきました。
特別おなかがすいていたわけではないのだが、お昼の不完全燃焼を満たすためというかお口直しというか。
これぞ、抜群においしいというわけではないが、そこそこおいしいので、『きしめん住よし』さんは長く続くんだろうな。
このお客さんの方向を向いている『きしめん住よし』さんはおなかがいっぱいでも食べたくなります。
『きしめん住よし』さんには、お客様の期待に応えるという、一皮むけた感がよりお客様を引き付けていってくれるのではないだろうか。